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小松原法難会

2022年11月11日

「小松原法難会」とは、日蓮聖人の四大法難の一つ、小松原法難の聖日におこなう法要のことです。

日蓮聖人を罪におとしいれた北条重時が亡くなり、約2年間の伊東配流を赦された聖人は、文永元年(1264)に故郷の母が重病であるという知らせを受けました。
さっそく、母の見舞いとすでに亡くなられた父の墓参り、師の道善房との再会を願い、安房へ向かわれました。
小湊で、もはや息を引き取られようとしていたお母さんを祈って、奇跡的に寿命を延ばされました。

その後しばらくこの地にとどまり、法華経を弘められていた聖人が、信者の工藤吉隆を訪れようと、小松原という所にさしかかった時のことです。清澄寺でのことをうらみ続けていた東条景信が聖人一行を襲いました。聖人ご自身は額にケガを負われ、弟子や信者も殺されたり、ケガをしました。

これを小松原の法難といいます。時に同年11月11日のことでした。