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龍口法難会

2022年9月12日

日蓮聖人の四大法難の一つで、日蓮聖人が片瀬龍口で、幕府の手の者に首を切られかけた日に営む法要です。

文永5年(1268)、蒙古より日本に使者が来ました。その頃、蒙古は世界中を侵略していたので、幕府は慌てて使者を殺害してしまいました。
日蓮聖人は「立正安国論」で、外国からの侵略を予言されていたので、それが現実となった今、もう一度「立正安国論」を幕府へ提出されました。

幕府はまたしてもこれを取り上げず、かえって世間を騒がせたといって聖人を捕らえ、首をはねようと鎌倉から龍ノ口(藤沢市)へひきたてました。文永5年(1271)9月12日のことです。
まさに首をはねられようとした瞬間です。突然、雷がとどろき、首をはねようと役人が振りかざした刀に稲妻が走り、刀が真っ二つに折れてしまいました。とても不思議な出来事でした。

おそれ驚いた幕府は処刑を中止しました。これを龍ノ口の法難(龍口法難)といいます。