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日蓮宗について

日蓮宗のはじまりは、鎌倉時代まで遡ります。

鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれた宗派です。

お釈迦様が説かれた妙法蓮華経(法華経)をよりどころとし、

その法華経の功徳(現在、未来に幸福をもたらす元になる善行)は、

南無妙法蓮華経のお題目に集約されていると

日蓮聖人は教えられています。

日蓮宗と清立院

法華経とは

お釈迦さまの教えをまとめたお経の数は、八万四千といわれています。その中でも、日蓮宗が一番大切にしている教えが「妙法蓮華経(以下、法華経)」です。

法華経はお釈迦様の晩年8年間で説かれた教えであり、お釈迦様の集大成の教えです。その内容は28章に分かれており、あらゆる仏教のエッセンスが凝縮されており、教えの集大成とも言えます。

日蓮宗の宗祖・日蓮聖人は、法華経こそが困難な時代を生きるあらゆる人々を救う最も尊いお経であると、説き続けられました。

毘沙門天とは

仏教では持国天・増長天・広目天と共に四天王の一人に数えられる武神です。
また、インドにおいてはもともと財宝の神とされていました。それが中央アジアから中国に伝わる過程で武神・守護神としての信仰が生まれました。
そして威徳無量にして勇気を授ける武運の神として尊崇を集め、開運勝利と共に財宝富貴の福を授ける事で七福神のひとりとなりました。

清立院に鎮座する木彫の毘沙門天像は、豊島区指定文化財であり日本ユネスコ協会連盟の未来遺産に登録されています。

清立院について

日蓮宗 清立院は今から750年以上前、寛喜年間(1229~1232年)頃、真言宗三嶽山清龍寺として創立されました。1259年に関東地方で疫病が流行した頃、清龍寺に投宿していた法華の旅の僧が庶民を救ったことから真言を改めました。

一大観には、正元成創立開基日興とあり、「日蓮大上人の尊像を残し旅に出る」などと書かれています。また、清立院は、雨乞いと皮膚病に御利益があり、大変霊験あらたかであったため、人々に親しまれ参詣人が絶えませんでした。「江戸名所図会」にも「雨乞の松」として堂前に農民が集まり旱ばつのとき、請雨祈願成就した、とあります。現在でも境内には「請雨松」が残っています。門前には「かさもり、薬王菩薩安置」という石碑があります。

 延宝年間(1675年)頃、本立寺第四世清涼院日顕上人によって、常題目堂を建立、寺名も御嶽山 清立院に改めました。文政年間(1820年)頃、聞法院乗法尼が継ぐ様になり、いつしか「清立院尼寺」と呼ばれるようになりました。

宗派:日蓮宗
山号:御嶽山(みたけさん)
院号:清立院(せいりゅういん)
御本尊:三宝尊
ご利益:雨乞い
札所等:雑司が谷七福神(毘沙門天)
住所:東京都豊島区南池袋四丁目25-6
拝観:年中無休 ※コロナ禍のため、日の出〜17時までとさせていただいております。
拝観料:境内自由
電話:03-3971-8964
URL:http://seiryuin.or.jp